鳥取県は9日、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の脚本を手がけた脚本家で映画監督の足立紳さん(51)=倉吉市出身=を県フィルムコミッショナーに任命した。映画やドラマのロケーション撮影の誘致促進や撮影を円滑に進めるための助言を担う。
同日、東京都内で任命式が開かれた。平井伸治知事は「鳥取は撮影に適した所だと思いますし、人情味あふれる社会も温存されている。アドバイスや(ロケ地選定への)声かけをいただき、共に映像文化を盛り上げていきたい」と期待した。
足立さんは「まずはこれを機に自分の作品を鳥取で撮りたい。旧泊村(現湯梨浜町)の風景がすごく好きで、そこに生きている人を映すだけでもいい物が作れると思っている。鳥取が大好きなので少しでも力になれたら」と意欲を示した。