現実見据え議論加速へ 日野橋存廃検討本格化 残したい宝、巨額費用必要

  • 存廃の検討が本格化している日野橋。市民に親しまれているが、維持管理には多額な費用がかかる=3月28日、米子市車尾6丁目

 昭和初期に架けられた米子市の日野橋(通称・旧日野橋、同市車尾6丁目-吉岡)の存廃の検討が本格化している。橋は国登録有形文化財に登録され、歴史的価値が認められている一方、腐食劣化により将来的な補修費は数十億円に上るとされる。3月末には学識経験者や地元住民らで構成する在り方検討委員会が発足。存廃を巡ってさまざまな思いが交錯する。

 「存続させるか、撤去するか、踏み込んで議論していく時期に入った」。3月28日の検討委初会合の冒頭、伊木隆司市長は委員らを前に日野橋を取り巻く実情を語った。

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