感謝を込めた料理振る舞う 米子南高で保護者昼食会

 米子南高(米子市長砂町)調理コース1年の生徒20人が保護者を招いて1年間の学習成果を発表する昼食会が、同校であった。生徒が「ありがとう」をテーマに心を込めて作った和定食が振る舞われ、保護者はわが子の成長をかみしめながら味わった。

 生徒が企画・運営する昼食会は今年で24回目。メニューは、大山鶏の鍬(くわ)焼きやベニズワイガニ入り茶碗(わん)蒸し、富有柿なます、さつまいもご飯などの全8品で、地元産の食材をふんだんに取り入れた。

 保護者は、生徒が料理を配膳するとカメラで記念撮影。料理を一口頰張ると「おいしい」と笑みを浮かべた。デザートの牛乳プリンには生徒がサプライズで感謝を伝える手紙を仕込んでおり、瞳を潤ませて読む保護者の姿も見られた。

 鶏の鍬焼きを担当した秋鹿希愛さん(16)は「焦がさないよう火加減に気を付けて頑張って作ったので、喜んでくれてよかった」とひと安心。笠木明裕さん(40)は「高校生とは思えないようなおいしさで感動した。子どもは家で料理の手伝いをしてくれているが、今後はメインで作ってもらいたい」と成長を感じていた。

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