ぬくもりある絵で名所紹介 「ぬのこ谷マップ」 地区住民が作成

 倉吉市北谷地区の住民らが、地域の魅力を詰め込んだ「ぬのこ谷マップ」を完成させた。三方の山が寒風を防いでくれるという同地区は「ぬのこ(綿入れ)」になぞらえてぬのこ谷と呼ばれており、関係者らは「ぬのこのようにほっこり温かい地域の活性化に役立てば」と話している。

 マップは住民らに地元の良さを再発見してもらい、郷土愛を深めてもらおうと作成。7人のメンバーが中心となり、2020年から現地取材や文献調査をしてまとめた。

 表面では、国指定重要文化財の子持壺形須恵器が大量に出土した上野遺跡など計22カ所を柔らかいタッチのイラストで紹介。裏面には詳しい説明が書かれている。

 まとめ役を担った北谷コミュニティセンターの岩垣和久館長(73)は「地元の魅力を広めることで、住み続けたいと思う人が少しでも増えれば」と期待した。

 ◇ぬのこ谷マップはA3判で2千部発行。市役所などで配布している。

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