琴浦町特産・エリザベスメロンの査定会が30日、同町赤碕のJA鳥取中央赤碕支所で開かれた。昨年に比べて、やや小ぶりだが、甘い出来栄え。すでに出荷が始まっており、同町赤碕の「あぐりポート琴浦」のほか、同JA直売所などで販売している。
鮮やかな黄色い果皮と豊かな香り、薄皮で肉厚なのが特長。今季は琴浦、大山両町の7戸が約1ヘクタールで栽培している。定植後は生育が緩慢だったものの、4月以降の気温上昇で例年並みに仕上がった。
査定会には、六つのほ場から2玉ずつが持ち込まれた。査定の結果、平均重量は802グラム(前年850グラム)、平均糖度は15・8度(同15・5度)だった。同JA赤碕エリザベスメロン生産部の倉長邦彦部長(70)は「梅雨から初夏にかけてが旬。爽やかな甘さと香りを楽しんでほしい」と話した。
同JAによると、6月中旬まで出荷し、出荷量18・9トン(同19・4トン)、販売額1285万円(同1276万円)を見込む。