米子市大崎の崎津小(河本里美校長)と同市和田町の和田小(太田敦弘校長)で、授業前の「朝読書」の時間に新聞を読む取り組み「朝新聞」が行われた。
崎津小では、5、6年生の52人が取り組み、一人一人に一部ずつ配られたこの日の日本海新聞を、授業が始まる前の10分間を集中し、一つ一つの記事を丁寧に読み込んでいた。
出かけた先で新聞には時々目を通すという6年生の鈴木寛大さん(12)は「クロスワードが面白く、集中して解いた」と話した。
同小では3年前から、年に数日、朝新聞を実施している。
和田小では、4、5、6年生の42人が朝新聞に取り組んだ。児童たちは、配られたこの日の日本海新聞から、地域の話題や国内、世界のニュース、投稿面など興味がある記事を見つけるとじっくりと読み入っていた。
春に日本海新聞の出前授業を受講した5年生の井田千愛さん(11)は「テレビなどと違い、自分で読んだり、写真を見たりすることで情景や風景などが想像できる」と話した。
同小での朝新聞は、昨年に続き2度目の取り組みとなる。
両校とも、地元の崎津専売所が朝新聞に協力。児童の人数分の新聞を学校に届けた。