イベントを通して子育て支援活動を行う団体「ホップシャス」(中田和也代表)は、米子市立図書館(永瀬良太館長)に絵本など4冊を寄贈した。
同団体は、かつて米子市内にあった商業施設ホープタウンで開催していた職業体験イベント「きっずおしごとタウン」を引き継ぎ、昨年12月に5年ぶりに再開。約30人の子どもが参加した。
職業体験をした子どもたちには、給料として買い物チケットが手渡され、その中から税金として100円分のチケットを「税務署ブース」に納税する体験も行われた。納めた税金分は図書購入費に充て、市立図書館に寄贈することになった。
同館であった寄贈式には、中田代表やイベントで職業体験をした子どもたちが参加。子どもたち3人が永瀬館長に本を手渡した。
中田代表は「実際にお仕事や納税の体験をしてもらって、その税金の活用方法として絵本の寄贈が実現した。今後も子どもたちにリアルな体験をできるイベントを開催したい」とあいさつ。永瀬館長は「皆さんが頑張って働いていただいた証しを大事にしていきたい」と謝辞を述べた。
同団体は、今後も地域の子どもたちが楽しく遊べるイベントの企画運営を継続する。