3年ぶり8万人超え 香美3スキー場今季入り込み客 序盤から積雪恵まれ

 香美町は町内3スキー場について、昨年12月の営業開始から今年1月末時点までの入り込み状況を発表した。シーズン序盤から積雪に恵まれ、記録的な雪不足で苦しんだ昨季の2倍以上の入り込みがあり、3年ぶりに合計8万人を超えた。各スキー場はリフト券や駐車場の割引デーや各種イベントを企画して、さらなる集客を目指している。

 3スキー場の入り込み客数は計8万1122人(昨季計3万2613人)。昨季は深刻な雪不足によりシーズンを通して営業日数が限られたが、今季は積雪不足による営業休止は同時点ではなかった。

 各スキー場の入り込み客数は、ハチ北スキー場(村岡区)4万4441人(前年同期2万4124人)▽スカイバレイスキー場(同)1万3992人(同3326人)▽おじろスキー場(小代区)2万2689人(同5164人)―。いずれも前年同期の約2~4倍の入り込みとなった。合計で8万人を超えたのは、2021年以来3年ぶり。

 このうちスカイバレイスキー場は昨季、オープンが予定より23日遅れ、営業日数は42日(前年78日)と例年の半分程度しか営業できなかった。運営するユースランドの今岡秀毅社長(68)は「今季は中断なく全コースで営業できている。休日は駐車場が全て埋まり、円安の影響かインバウンド(訪日客)も例年に比べて多い印象」と笑顔で振り返った。

 今季は各スキー場とも十分な積雪量を確保しており、3月下旬~4月上旬までの営業を見込む。但馬地域は3連休最終日の24日まで、強い冬型の気圧配置の影響で断続的な降雪が予想されており、関係者は新雪に引きつけられたスキー客の来場に期待を寄せている。

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