総合建設業の美保テクノス(米子市昭和町、野津健市社長)は15日、社員の子どもが職場を訪問する「こども参観日」を開催した。社員8人の子ども計13人が参加し、同社の仕事内容に理解を深め、家庭とは違った父母の一面に触れた。
同社は2018年に「イクボス・ファミボス宣言」をするなど、社員の仕事と家庭の両立を支援している。親子でコミュニケーションを図る機会にしてもらえたらと、昨年に続いて企画した。
子どもたちは、野津社長から一日社員の辞令を受けた後、参加者同士で名刺交換。建築や設計、道路の維持管理、営業など同社の事業内容を紹介する動画を視聴し、父母が従事している仕事のやりがいや大変さを感じた。
「お仕事体験」として、社内の各部署を回って書類をやりとりするイベントもあり、子どもたちは職場の様子を見学しながら、働くことの一端を体験した。
吉田絢音さん(10)と凛夏さん(8)は姉妹で参加し「お母さんが毎日頑張っていることが分かった」と笑顔。母親で建築本部主任の由香さん(34)は「普段は仕事のことを話す機会が少ないので、子どもたちに分かってもらえるいいきっかけになった」と話した。