鳥取市の竹細工職人の作品展「亀甲編展」が、同市弥生町のアートスペースエフェで開かれている。さまざまな種類の竹ひごを用いて作られた、美しく緻密な作品約60点が並ぶ。23日まで。
同市の斎江範人さん(67)と仁美さん(63)夫妻が構える仁人竹工房(同市末広温泉町)が出展。二人は創作活動の傍ら、工房や福祉施設などで竹細工教室を開いており、今展にはこれまでの県展出品作や教室の生徒の作品を展示した。
模様や色の異なる竹ひごを組み合わせた作品は、それぞれが違った風合い。しなやかさや張りを生かして編み上げたコースターやトレーが、手仕事ならではのぬくもりを伝えている。
範人さんは「竹細工にはさまざまな表情がある。実際に手に取り作品に親近感を持ってもらえるとうれしい」と話している。