米子市皆生温泉4丁目の体験型複合施設「KAIKEテラス」の前庭に約400個の風車を飾ったドーム型のオブジェが完成し22日夜、明かりがともされた。風車は不要になったクリアファイルで作られ、持続可能な開発目標(SDGs)達成への願いを込めた。
資源の再利用を通じてSDGsに貢献しようと、先月下旬のオープン1周年記念イベントで多数の親子らが風車作りに挑戦。高さ2・8メートル、直径5・3メートルのオブジェは中央を通り抜けできる造りで、この日、約80人が出席して点灯式が行われた。
施設を運営するピアベールの重田紀生会長は「歩いて楽しめる皆生温泉のシンボルになれば。街の活性化に一生懸命取り組みたい」とあいさつ。来賓に招かれた平井伸治知事は「皆さまの思いが風車と一緒に風に舞って天へと昇っていくと思う。寒い夜もほっこりする一角になる」と期待した。オブジェは毎夜、午後5時~10時に点灯される。