足りない人員と水、止まらぬ延焼。「火に消防が負けていた」輪島朝市焼失の夜

消火活動、避難誘導、家族を目の前に…当事者が証言「まるで空襲」

  •  石川県輪島市で、火災により一面が焼けた「輪島朝市」=2024年1月3日午後(共同通信社ヘリから)
  •  朝市火災の時系列
  •  地震後に「輪島朝市」周辺で発生した火災=2024年1月1日
  •  輪島朝市の火災拡大イメージ
  •  地震後の火災で炎上する「輪島朝市」周辺の建物=2024年1月2日未明(住民提供)

 「いくら消しても後退するしかない。今までそんな経験はなかった。火の勢いが強く、消防の力が負けていた」。石川県輪島市にある朝市通り一帯の消火に当たった輪島消防署の出坂正明署長(60)はうなだれた。水も...

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