砂丘の保護と活用両立 鳥大付中3年生、県に提案

 鳥取砂丘について学ぶ鳥取大付属中(鳥取市湖山町南4丁目)の3年生が2月27日、砂丘が抱える社会課題の解決策などを生物多様性アドバイザーの県自然共生課・玉野俊雅課長補佐に提案した。

 生徒らは理科の授業の一環で、鳥取砂丘について学習。生態系を維持しつつ、地域発展に貢献するための企画やサービスを考案し、各学級の代表生徒8人が発表した。砂地でのサバイバルゲームの開催や砂丘で動植物を探すビンゴゲーム、ごみ拾いと組み合わせたマラソン大会など、楽しみながら砂丘の環境を良くするアイデアを、予算や実施期間も踏まえ具体的に提案した。

 藤本航大さん(15)は「砂丘のイメージを良くする取り組みで、さらに良い鳥取になる」と話し、重政賢太郎さん(15)は「砂丘の実情をもっと学習したい」と力を込めた。

 玉野課長補佐は「県民の財産である砂丘を、これからも考えてもらいたい」と期待を寄せた。

(安井桃華)

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