市民グループ「米子城山の植物を愛する仲間」(松下順一代表)は、国史跡・米子城跡がある米子市久米町の湊山(通称・城山)で植物が彩る季節を感じ取ってもらおうと、一般市民を対象に見頃を迎えているセリバオウレンの植物観察会を15日に行う。
同グループは毎月の活動として湊山で植物観察を行っている。2023年に市が発行した植物パンフレット「湊山 米子城山の植物」では調査、編集を担当した。
セリバオウレンはキンポウゲ科の多年草。雪の結晶を思わせる直径1センチ足らずのかれんな白い花を咲かせる。春を告げる植物として愛好家に親しまれる。
松下代表は「湊山は希少植物も自生する貴重な里山。国史跡と共に植物の四季に親しんでもらえれば」と話し、四季折々で観察会を予定している。
◇観察会は参加無料。午後1時、ガイダンス施設「米子城跡 三の丸番所」に集合。ルーペがあると観察に便利。小雨決行。