五島列島に根ざす椿の花のような教会群。手がけた「教会建築の父」は五島生まれの仏教徒だった

【東シナ海に浮かぶ長崎県五島列島・キリシタン迫害と共存の歴史(上)】

  •  左から被爆れんがの旧鯛ノ浦教会(2024年5月)、椿の花と重層屋根の大曽教会(2025年2月)=いずれも新上五島町
  •  左から夕陽の絶景・矢堅崎に近い青砂ヶ浦天主堂、冷水教会、石積みの頭ヶ島天主堂=いずれも2025年2月、新上五島町
  •  鉄川与助(鉄川進一級建築士事務所提供)
  •  晩年のド・ロ神父(お告げのマリア修道会提供)
  •  ド・ロ神父の建築哲学が反映されている長崎市外海地区の大野教会=2023年2月、長崎市下大野町

 青い海に囲まれた長崎県の五島列島。人気俳優の川口春奈さんの出身地でもある島々には、約50もの教会が点在している。何百年にも及ぶ迫害と潜伏の末、明治時代になってようやく信教の自由を得たキリシタンたちが...

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