清流で釣りを楽しむ「第29回岸田川渓流釣り大会」(実行委など主催)が18日、新温泉町岸田の岸田川で開かれた。県内外から約70人の釣り愛好家や家族連れらが参加し、大物を狙って釣り糸を垂らした。
地域資源の岸田川を生かして、魚を釣り上げる楽しみを味わってもらい、地区の活性化につなげようと、毎年開催。前日に、体長20~25センチのヤマメやイワナを約800匹放流した。
大会は午前6時にスタート。愛好家らは器用にさおを操り、魚との駆け引きを満喫した。参加者は釣った2匹の体長の合計を競い、上位入賞者には、地元産の米や山菜などが贈られた。川べりに設けた会場ではつかみ取りもあり、子どもたちは果敢に手を伸ばしてヤマメを追いかけた。
家族3人で初めて参加した会社員の阪本和明さん(38)=香美町村岡区川会=は「子どもたちが自然に触れる機会になればと思い、参加した。生きた魚をつかんで、夜には食卓に並び、食育の勉強にもなる」と話した。
上位成績は以下の通り。
▽小学生以下の部 ①村田瑛七(大阪府豊中市)②尾崎草夕(新温泉町)
▽一般の部 ①西垣祐介(新温泉町)②戎木美和(加古川市)③吉田智司(姫路市)