特別栽培米に挑戦 三徳レンジャーが田植え

 三朝町を舞台にコメの栽培から販売まで手がける鳥取大の学生団体「三徳レンジャー」が17日、同町片柴の水田で田植えを行った。メンバーらは快晴の下、再生紙マルチの上から苗を植える作業に汗を流した。

 同団体は2009年に発足して以降、休耕田を活用したコメ作りに取り組むだけでなく、加工や販売まで行う6次産業化を実践。今年は新たに、農薬や化学肥料を制限した特別栽培米の管理にも挑戦する。

 この日は現役の学生に加え、1年生の入部希望者やOB計約60人が参加。学生らは日光を遮断し雑草の発生を抑える紙マルチを敷き詰めながら、丁寧にきぬむすめの苗を植えていった。

 農学部2年の吉田明日香代表(19)は「大人数で楽しく作業が進んでいる。たくさん収穫し、より多くの皆さんに食べてほしい」と笑顔。同1年の清田日菜子さん(18)は「初めての体験ばかりで新鮮だった。先輩に指導してもらいながら、おいしいコメが作れるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 今後は世話人の松原成利さん(69)と協力して除草などの作業を行い、コシヒカリは9月中旬、きぬむすめは10月下旬に収穫する予定。

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