ヒガンバナ球根植栽が始まる 上淀廃寺跡 米子白鳳高生が協力

 「彼岸花の里づくりプロジェクト実行委員会」(田中康介委員長)は、米子市淀江町福岡の国史跡・上淀廃寺跡で、ヒガンバナの球根の植栽を今年も進めている。21日には、近くの米子白鳳高生の協力を得て500個の球根を植栽した。

 史跡のり面の維持や景観形成を目的に、2014年から地域の協力を得てヒガンバナの里づくりを進めている。昨年までに約4万3千個を植え付け、今季は計3千個の植栽を予定している。

 この日は3、4年生14人が農業科目「地域の草花」の授業の一環で植栽。長さ約20メートル、幅約3メートルのエリアに作業用具を使って20センチ間隔で穴を掘り、球根を植え付けて腐葉土をかぶせた。

 3年の東村真侑さん(17)は「ヒガンバナは好きな花。自分たちの手で植えたので、花が咲く時季に見に来たい」と話し、赤い花が史跡を彩る9月下旬を楽しみにしていた。

 同実行委は6月7日午前10時から、一般ボランティアの参加を募って同史跡で植栽を行う。当日参加も受け付ける。問い合わせは電話0859(56)2271、上淀白鳳の丘展示館。

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