「夏輝」出荷スタート 県産天然イワガキ 「海の味感じて」推進協がPR

 鳥取県産の天然イワガキ「夏輝(なつき)」の今シーズンの出荷が始まり、1、2両日に県内各地の漁港で初競りがあった。県産魚PR推進協議会は2日、鳥取県庁で大きく新鮮な夏輝を披露し、「海の味を感じられる。ぜひ、生で食べてほしい」と夏の味覚をPRした。

 県内のイワガキの漁期は6~8月末で、資源保護のため殻の長さ10センチ以上または重さ200グラム以上のものに限って水揚げする。このうち殻の長さ13センチ以上で、平べったい形をしたイワガキに「夏輝」のラベルを付けて出荷している。

 同協議会によると、1日は鳥取港(鳥取市賀露町西4丁目)に225キロ(前年1141キロ)の水揚げがあった。初競りの1キロ当たりの平均単価は1186円(同1019円)、1個の最高値は前年と同じ2千円。県漁協の岡部督漁政指導課長は「悪天候のため水揚げは少なかったが、その分、高値が付いた」と説明。「自然豊かな鳥取の山から海に流れ込んだ栄養分で育ったプランクトンを食べて大きくなった。どんどん水揚げされるので、期待してほしい」と話していた。

 今年は前年並みの漁獲量110トン、金額1億2500万円を目指すとしており、県内の飲食店やスーパーのほか、県外にも出荷する。

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