二科会写真部鳥取支部(長谷川公夫支部長)の作品展が29日、鳥取市片原1丁目の中電ふれあいホールで始まった。昨秋、東京で開かれた二科展の出品作など支部員35人の多彩な56点を展示している。6月2日まで。
二科展出品作は会員、会友作品を含む21点で、このうち入選作は単写真、3枚組み写真の計12点。
太田忍さんの「地球外生物」は、使われなくなった電柱のパーツや海辺で干された魚を顔に見立てて並べたインパクトのある組み写真。同じく組み写真で、初応募初入選した沢口典子さんの「思い巡らす」と中本珠子さんの「午後のフロア」も目を引く。
杉本雅美副支部長は「身近にあるものを題材にその雰囲気や背景、物語を表現する、植田正治の薫りを感じてもらえればうれしい」と話した。
西部展は7月4~8日、米子市美術館で開かれる。