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“光の魔術師”感じて フェルメール展、来年2月開幕

2018年9月11日

 世界的に人気が高いオランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜1675年)の巡回展「フェルメール展」の大阪展概要が10日、発表された。本邦初公開の「取り持ち女」や同展限定の「恋文」がお披露目される。会場となる大阪市立美術館(天王寺区)の篠雅広館長は、傑作の隅々には「ドラマのシンボルや仕掛けが隠されている」と紹介した。公開は来年2月。

「取り持ち女」のパネルを前に特別展をPRする篠館長(左)と吉村市長=10日、大阪市天王寺区の市立美術館

 17世紀に画壇で活躍した巨匠の作品は、現存するものが35点前後とわずか。希少性と相まって、“光の魔術師”と呼ばれる神秘的な魅力が広く愛されるゆえんだ。

 このうち、大阪で見られるのは6点。娼(しょう)家での一幕を描いた「取り持ち女」は、キリストが説いた教訓をにじませつつ、宗教画から風俗画に活路を求めた「記念碑的な作品」(篠館長)。「恋文」は、恋にうつつを抜かす婦人を例に「労働と快楽の狭間(はざま)」(同)を暗示している。

 会期は来年2月16日から5月12日までの76日間。大阪開催は19年ぶりで当時は3カ月で60万人を動員した。吉村洋文市長は「休日、夜間の開館が最大限できるようにしたい」と述べた。主催は同館や在阪メディア各社。


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