地球環境に理解深めて とっとり自然環境館拠点 エコツアースタート

米子の小学生 太陽光や風力に興味津々

 再生可能エネルギーの関連施設などを巡る「とっとり自然環境館エコツアー」が24日、始まった。初日となったこの日は、社会福祉法人ひばり保育会の放課後児童支援「よみっこクラブ」(米子市夜見町)の小学生が太陽光や風力の自然エネルギーについて学んだ。

 子どもたちに地球環境への理解を深めてもらう同ツアーは、脱炭素社会の実現を目指す鳥取県とゼロカーボンとっとりが主催した。県地球温暖化防止活動推進センターと県気候変動適応センターの事務局を務めるゼロカーボンとっとりが企画し、同市大崎のとっとり自然環境館を拠点とし、とっとり次世代エネルギーパークの施設などを訪れる。

 初回ツアーには、同クラブの児童35人が参加し、テラスエナジー鳥取米子ソーラーパークを見学後、北栄町由良宿の北条砂丘風力発電所を訪れた。

 同風力発電所では、海沿いに9基ある風車のうち5号機を見上げながら、北栄町環境エネルギー課の谷本侑哉主事から風車の概要や風力発電の仕組みについて説明を受けた。エネルギーの地産地消や地球温暖化防止の役割、設置20年となる2年後の撤去計画なども教わり、中村虎太郎君(10)=弓ケ浜小4年=は「知らなかったことが多かったので、夏休みの間に家でも勉強してみたい」と興味深そうだった。

 とっとり自然環境館長で、ゼロカーボンとっとりの大野木昭夫センター長は「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするため、子どもたちもエコツアーを通じて環境問題に関心をもってほしい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事