駅南も祭り会場に がいなロード開通で初催事 プロレスのリング、子どもプール登場

 米子市で19、20両日に開催される「第50回米子がいな祭」(同祭振興会主催、新日本海新聞社特別後援)では、JR米子駅の南北自由通路「がいなロード」の開通を機に、同駅南側でも初めてイベントが開催される。駅南側の観光バス駐車場がイベント会場に変わり、プロレスの特設リングや子ども向けプールなどが登場。これまで駅北側に人流が集中していたが、今年は南北一体となった盛り上がりが期待される。

 19日は午後3時半から米子がいな太鼓子ども連の演奏が行われ、同4時から県民らによる社会人プロレス団体「鳥取だらずプロレス」の試合が開催される。同チームは市内に練習拠点を置きつつ県内全域で興行しており、がいな祭ではこれまで駅北側の湊山公園で試合を行っていた。

 当日は会場に特設リングや実況テントを設けて見物客を呼び込む予定で、試合に出場する「ガイナタイガー」こと宇津宮崇さん(48)は「祭りをしっかりと盛り上げてにぎわいの起爆剤になれば」と意気込む。

 20日は午前11時から午後3時まで、デザイン会社GOOD GROW(同市日野町)が「がいなキッズパーク」として子ども向けイベントを展開。かつてがいな祭の名物だった特設プール企画を復活させ、約2メートル四方のビニールプール複数個を設置して小学生以下の子どもに水遊びを楽しんでもらう。

 会場にはヨーヨー釣りやくじ引きなどの屋台も並び、休憩用のテーブル席が用意される。亀井智子社長は「南側の新たな活用へのチャレンジにもなる。家族連れががいなロードを通って遊びに来てくれれば」と期待する。

 同祭振興会事務局の市商工課も、祭りを盛り上げようと20日まで同駅をライトアップ。石田晃課長は「がいなロードを使ってもらう足がかりとして、祭り会場を駅南にも広げた。イベントをきっかけに日常のにぎわいにもつながってほしい」と話している。

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