キクラゲの「謎」収穫体験で解決 生産工房で自由研究教室 親子7組参加

 国産キクラゲを生産する緑工房(鳥取市河原町長瀬)と、同社のネット通販をサポートするダブルノット(八頭町見槻中)が、同工房で小学生向けのキクラゲの自由研究教室を開いた。参加した7組の親子20人が収穫や試食を通して、全国トップクラスの生産量を誇る県産キクラゲについて学んだ。

 参加者らは、講師役の「キクラゲ博士」の緑工房の河村雄太社長(36)から「キクラゲはキノコの仲間で、湿気のある暗い所が好き。食感がクラゲに似ているから名前が付いた」などとキクラゲに関する知識や栽培過程の説明を受けた。約1万個の菌床が並ぶ栽培用ハウスでは、お気に入りの菌床を選んで、自分の手のひらほどに育ったキクラゲをはさみで収穫。ゆでて試食し、コリコリとした食感の理由が三層構造にあることなどを体験した。

 教室は夏休みの自由研究をきっかけにキクラゲに関心を持ってもらおうと、2020年度から両社が協力して開催し、人気のイベントとなっている。母親と参加した鳥取大付属小3年の藤田知磨君(8)は「生のキクラゲの姿を知らなかったので面白かった。もっと好きになった」と笑顔で話した。

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