日常生活彩る絞り染め 鳥取で西尾さん作品展

 鳥取市佐治町津無の絞り染め作家、西尾正道さん(71)の個展「初秋のひとときを」が同市栄町のギャラリーそらで始まった。柔らかな風合いで季節感も感じられる作品を展示販売する。12日まで。

 西尾さんは、重ねた布を縫い締めて染めることで展開模様を表現する「西尾絞り」という独自の技法を考案。日常生活でも染布を使って楽しんでほしいと、試行錯誤を重ねながら創作活動に励んでいる。

 シルクを染色したショールや表裏で模様が違うランチョンマット、20年以上かけて生み出したオリジナル模様の作品など200点以上の力作がずらり。中には左右・天地・表裏を逆にしても模様が成立するのれんもあり、自分好みの図柄に展開することができる。ほとんどが新作で、天然素材を使用したシンプルでありながらも多彩な布作品が会場を彩っている。

 西尾さんは「絞り染めや布の面白さ、魅力を感じてほしい。実際の生活にも取り入れて楽しんでもらえたら」と笑顔で話した。

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