9日に米子バイオマス発電所(米子市大篠津町)で大きな爆発を伴う火災が起きたことを受け、発電所を運営する米子バイオマス発電は22日、周辺住民を対象に説明会を開いた。同社は「原因究明と再発防止策について丁寧に説明し、信頼回復に努める」と陳謝。5、7月にもあった火災や騒音で不満を募らせてきた住民からは「不安でたまらない」「即刻、店じまいしてほしい」などと怒りの声が上がった。
同発電所近くの大篠津、崎津両公民館で実施。同社のほか、出資する三光(境港市)や中部電力(名古屋市)、シンエネルギー開発(群馬県)、三菱HCキャピタル、東急不動産(いずれも東京都)の担当者計6人が出席した。
このうち住民57人が出席した大篠津公民館では、中部電力の担当者が、燃料を受け入れる建屋と燃料を運ぶエレベーターで粉じん爆発が起きたと推定されると説明。周辺に部品が飛散したことも明かした。消防からは焼損が激しいコンベヤーが火元とみられると説明があったと報告した。
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