鳥取市福部町湯山の鳥取砂丘砂の美術館で、梨の魅力をPRする「梨フェア」が開かれた。梨の直売のほか、梨をその場で丸かじりする体験もあり、多くの来場者でにぎわった。
梨狩りのシーズンに合わせ、梨と産地である同町のPRのために実施しているが、コロナ禍で4年ぶりに開催した。二十世紀梨をはじめ、赤梨の「あきづき」や県オリジナル品種「新甘泉」などを直売、梨を使ったスイーツや加工品も販売された。
梨の丸かじり体験では、立ち寄った観光客が皮をむいた梨に口を大きく開けてかぶりつき、したたる果汁の豊かさに驚く姿がみられた。大阪府から観光で来ていた熊野克称さん(58)は「丸かじりは、よりみずみずしさを感じた。今度から食べるときはこうしようかな」と話した。