松崎名物「三八市」やります おめかし“鬼嫁”がお出迎え 来月の4日間、多彩な催し

 湯梨浜町松崎の松崎商店街で10月、名物朝市「三八市」が開かれる。町内外のグルメや野菜、花などの販売があるほか、商店街の女性らが自らを“鬼嫁”と称して角を付けて来場者を迎える。関係者は「出店者も客も楽しめる市にしたい」と準備を進めている。

 同商店街は、歯科医院や医院、おもちゃ店、理髪店をはじめ、おけや傘、まんじゅうなど多様な商店が軒を連ねる専門店街で、三八市は戦前から続く農機具などを販売する朝市だった。

 かつてのにぎわいを取り戻そうと、実行委の野口智恵子会長(65)など商工会女性部の経験者らが2010年に三八市をリニューアル。野口会長らは三八市を中心に鬼嫁として地域で活躍し、盛り上げに一役買ってきた。今年は、着物や花柄のスカートに花冠で来場者を迎えるという。

 三八市では、日替わりでカフェや、町内外の飲食店による弁当やスイーツ、野菜、雑貨などを販売。3日は着物のレンタルと着付け、プロカメラマンによる撮影、8日は1970年~80年代の懐かしのメロディーコンサートのほか、シャボン玉おじさんも登場する。28日は、行列ができる名物のガラポン大会を行う。

 野口会長は「続けてきたことで仲間が増え、人とつながりがたくさんできた」と、本番を楽しみにしている。

 ◇三八市は3、8、22、28日の午前9時~午後1時に開催される。

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