「やっと落ち着ける」 台風7号被害住宅、制度活用の修理進む 一刻も早い工事完了目指す 香美町

  • 床板を新しく張り替える修理業者=4日、香美町香住区間室

 台風7号で大きな被害があった香美町で、災害救助法に基づく応急修理制度を活用した住宅の修理が進んでいる。工事が完了して元の生活を取り戻した住民は「やっと落ち着くことができた」と安堵(あんど)。申請の順番や修理業者の都合で着工時期にばらつきが生じているが、制度が適用される期間は11月15日まで。町は期間内に申請のあった18軒全ての工事完了を目指している。

 同制度では、災害で準半壊以上と判定された住宅に、日常生活に必要な居室、台所、トイレ、風呂などの修理費用を補助。準半壊で最大34万3千円、半壊以上で最大70万6千円が支給される。

 同町は台風7号で被害を受けた住宅78軒を調査し、土砂が流入した村岡区和田の3軒を準半壊、床上浸水した香住区の間室、三谷の計29軒を半壊以上と判定。このうち18軒が今月4日までに制度の利用を申請した。自費で修理するなどの理由で申請しなかった住民もいる。

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