鉄筋アート制作30年の歩み報告 造形作家・徳持さん個展

 鉄筋彫刻などを制作する造形作家、徳持耕一郎さん(66)=鳥取市宮谷=の個展が6日、同市栄町のギャラリーそらで始まった。ジャズ奏者をモチーフにした鉄筋彫刻や、過去30年間で描いた音楽関係のポスター、銅版画などこれまでに手がけてきた作品30点以上を展示する。10日まで。

 鉄筋アートに取り組んで30年。節目を記念し、またお世話になった人たちへの感謝を込めて、活動の歩みや成果を「報告」する展覧会として実現した。

 存在感を放つのは、浮世絵美人の彫刻。子どもの頃から好きだった浮世絵を鉄の線で細やかに模写した。フルート奏者で映画「シュレック」原作者の息子、ジェレミー・スタイグさんとのコラボ作品や、東京ディズニーランドからの依頼で制作した「おしゃれキャット」の鉄筋アートなど、多彩な作品が会場を彩り、来場者を楽しませている。

 徳持さんは「初めて発表する古い作品もある。30年の経緯や作品の変化を見てほしい」と話した。

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