さまざま被写体瞬間切り取る 植田正治美術館友の会写真展

 植田正治写真美術館友の会(北野正会長)による写真展が伯耆町須村の同館で開かれている。会員32人が撮影した力作59点が展示され、訪れた人の目を楽しませている。9日まで。

 昨年度の同会年度賞で金賞に輝いた武本宏文さん(米子市)の「地下道」は、海の生き物が描かれた薄暗い地下道の雰囲気をモノクロ写真で表現。銅賞を受賞した山本静恵さん(南部町)の「挑戦」は、少年が足場に飛び乗ろうと1歩踏み出す瞬間を見事に切り取った。

 千葉県船橋市から訪れた阿部純子さん(49)は「どの写真にも見せるポイントがしっかりある。モノクロ写真での表現が上手で雰囲気が出ている」と高い技術に魅せられていた。

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