船岡竹林公園に「ウッドヘンジ」 伐採木や草堆積、土に返す

 「とっとりナチュラルガーデン」の手法を取り入れ、維持管理している八頭町西谷の「船岡竹林公園」に、伐採した材木や処分する草などを堆積する「ウッドヘンジ」がお目見えした。

 ナチュラルガーデナー入門講座としてNPO法人「We garden our city!」が企画。環境に優しく持続可能な庭づくりの方法として、処分する木や草を使って庭の中の生態系の一部とする「ウッドヘンジ」の作り方を、英国人ガーデンデザイナーのポール・スミザーさんが指導した。

 参加した37人の受講生らは、公園内の切り戻した木や枝葉を長さ30センチにそろえて切り、直径2.3メートル、高さ1メートルの円形に並べ、積み上げていった。その中に刈り取った草を押し込め、円柱状の“廃植物のホテル”を作った。

 受講者は、スミザーさんが勧める環境に優しい木や草の処分方法に「自分の家でもやってみたい」「一から作り方を教えてもらってよかった」と満足そう。

 船岡竹林公園管理者の小山由香さんは「これまで処分の雑木や草は、ごみとして持ち出していたが、これからは園内で完結する。生物たちが喜ぶ生態系の助けになり、最終的には循環して土に返るのがうれしい」と話し、今後も園内に2基目を作ることにしている。

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