鳥取県東部や兵庫県北但西部に伝わる伝統芸能「麒麟(きりん)獅子舞」に親しむイベント「麒麟獅子舞フェスタ2023」(実行委主催)が、鳥取市国府町庁の国府町コミュニティセンター周辺で開かれた。来場者は麒麟獅子舞ならではの重厚な舞に見入り、ワークショップなどを楽しんだ。
麒麟獅子舞の認知度向上や後世への継承などを願い、昨年に続き開催した。
因幡・但馬地区の13団体などが自慢の舞を披露したほか、スペシャルゲストとして麒麟獅子舞姿のトリピーも登場。県職員として長年麒麟獅子舞を調査してきた原島知子さんと、発信に取り組むキリノロジークラブ会長の坂野靖さんによる解説のほか、塗り絵や缶バッジ作りのワークショップ、「こども縁日」など多彩な催しがあり、親子連れでにぎわった。
同市国府町の馬田拓采君(6)は「(麒麟獅子の)赤いところがかっこよくて好き。猩猩(しょうじょう)がすごかった」と満足そうだった。