劇団四季によるミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」(新日本海新聞社主催)が28日夜、鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で上演された。8年ぶりに再演された笑いあり、感動ありの舞台に約1800人の観衆が魅了された。
1930年代のアメリカで、劇場の娘に一目ぼれした都会の銀行の跡取り息子が、大物プロデューサーに成り済ましてショーを開催。劇場を立て直して娘と結ばれようと、周囲を巻き込んで奮闘するストーリー。休憩を挟み、約3時間の公演となった。
劇場の踊り子「ミッツィ」役で地元のステージに立った八頭町出身の俳優、森真琴さん(31)は、華麗なタップダンスをテーブルの上で披露し、会場を沸かせた。
ロープやつるはしなど多彩な道具を使った俳優らのアクロバティックなダンスにも観衆はくぎ付けとなった。底抜けに明るく華やかなダンス、陽気な楽曲、笑いを誘う演技に割れんばかりの拍手が送られた。