古里の音楽、市長が紹介 浜村小で芸術講座 ギター腕前も披露

 鳥取市気高町八幡の浜村小で芸術の出前講座「市長の鳥取楽」があり、深沢義彦市長が6年生40人に鳥取ゆかりの音楽家の紹介や特技のギターの腕前を披露した。

 講座は同市と市文化団体協議会が主催し、市内の小学校で2005年から実施。深沢市長が童謡唱歌を作曲した岡野貞一や田村虎蔵、永井幸次、伊福部昭などの音楽家の功績や曲を紹介すると、児童はなじみのある曲にうなずいていた。

 また、ギター歴50年以上になる深沢市長が同市出身の作曲家、武井守成の曲などを流麗な腕前で演奏した。児童らはうれしそうな表情を浮かべて音色が紡ぐ優雅な調べに聴き入っていた。

 深沢市長は「子どもの頃からギターが好きで、コロナ禍で文化芸術のすばらしさをさらに感じた。自分が実際に挑戦して楽しいな、続けたいなと思えることに打ち込むと、日々がより豊かになる」と呼びかけた。

 講座の後には全員で「ふるさと」を合唱。日室友杏さん(12)は「市長のギターの音色はとてもきれいだった。私はピアノで音楽を感じているので、今後も続けたい」と話した。

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