訓練乗り越え14人が第一歩 消防学校で卒業式

 米子市流通町の鳥取県消防学校で、本年度の卒業式が開かれた。7カ月半の厳しい訓練を終えた初任総合教育第8期生14人が、消防士として第一歩を踏み出した。

 河上望校長が卒業生一人一人に卒業証書を授与し、「住民から期待と信頼を得られるよう、しっかりと前を向いて日々研さんしてほしい」と式辞を述べた。

 総代の伊田聖永さん(22)=東部消防局=は「ここで学んだ知識、技術にさらに磨きをかけ、住民の生命と財産を守るという使命を胸に、全力で責務を全うすることを誓います」と謝辞を述べた。

 式の前には査閲訓練を実施。家族らが見守る中、ロープ渡過や救助活動など日頃の訓練で身に付けた技術を披露した。卒業生は今後、各消防局に配属されて任務に就く。伊田さんは「日常生活から人の見本となれるように行動し、職員や住民から信頼される消防士になりたい」と話した。

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