プロ意識を持ち接客 あすから「鳥商デパート」 4年ぶりに来場制限なし

 鳥取市湖山町北2丁目の鳥取商業高が日頃の学習の成果を見せる「鳥商デパート」が、今年も2、3両日に開店する。今年は来場制限を設けず、4年ぶりに一般の来場者も参加できる。海上自衛隊とのコラボ商品やSDGsの訴求イベントもあり、生徒らは「コロナ禍前より盛り上げたい」と開店準備に力を入れている。

 30回目となる今年のテーマは「福徳円満 お待たせしましたグランドオープン!」。会場には地元の野菜や生鮮食品、大江ノ郷自然牧場の限定プリンなどおなじみの商品が並ぶ。今年は海上自衛隊とコラボした「鹿(しっか)り煮込みました! とっとりジビエ鹿カレー」も仲間入りする。

 SDGsに向けた取り組みでは、鳥取商工会議所青年部と連携し、フェアトレードの特別ブースを開く。フェアトレード製品の販売や、生徒がデザインしたパッケージのドリップバッグコーヒーの配布を通して、SDGsをPRする。

 同デパートの社長を務める3年生の瀬村幸音さん(17)は「久しぶりの鳥商デパートが、コロナ禍前よりも盛り上がっていると感じられるよう、プロ意識を持って接客したい」と力を込める。いずれも3年生で副社長の木下優唯さん(17)と吉田一葵さん(18)は「日頃の学習の集大成。高校生ではなくプロとして見てもらえるよう、誠心誠意を込める」と意気込んだ。

 鳥商デパートは、午前10時~午後3時(3日は午後2時半まで)に開かれる。

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