漫画家青山剛昌さんのふるさと鳥取県と京阪神を結ぶ「特急スーパーはくと」(智頭急行とJR西日本が共同運行)を、青山さんの代表作「名探偵コナン」のキャラクターで装飾したラッピング列車が3日、運行を開始し、JR倉吉駅で出発式が開かれた。ホームに到着した車両に大勢のファンがカメラを向け、ちょうネクタイ姿の関係者がコナン君の「真実はいつも一つ」の決めポーズで出発を見送った。
スーパーはくとの「名探偵コナン号」は、2025年春の鳥取県立美術館の開館と大阪・関西万博の開幕を控え、観光コンテンツの一つとして位置付け。ヘッドマークは名探偵コナンの主人公・江戸川コナンと、はくとにちなんだ白ウサギのデザイン。車両側面には、窓から外を眺めるようにキャラクターが描かれた。
ホームでの出発式で、平井伸治鳥取県知事は「大阪は『粉もん』の聖地、鳥取は『コナン』の聖地の似たもの同士。関西と山陰を結ぶコナン号でキャラクターと一緒に旅してほしい」と出発を喜んだ。
来年、スーパーはくとと名探偵コナンは共に30周年を迎える。うさぎ年生まれの青山さんも「何かとご縁があるこの列車、いつまでも皆さまに愛され続けますように…♪」とメッセージを寄せた。