ドイツ出身の写真家、ギュンター・ツォーンさん（７０）＝東京都在住＝が、鳥取砂丘で撮影した作品を収録した写真集「ＢＹ ＴＨＥ ＳＥＡ」の出版記念イベントを東京都内で開いた。会場には砂丘のモノクロ写真を因州和紙にプリントした作品が展示され、来場者の関心を集めた。
ツォーンさんは境港市出身の写真家、故植田正治氏の演出写真に感銘を受けた写真家の一人。写真集に収録された砂丘の写真はいずれもモノクロで、寂寥感（せきりょうかん）漂う仕上がりとなっている。
会場には縦１４０センチ、横７６センチの特注の因州和紙に砂丘の風景写真をプリントした作品など８点が並んだ。
ツォーンさんは「これからも砂丘での撮影は続け、因州和紙も使い続けたい」と話した。
