神楽や人形劇、パラスポーツ体験… 練習の成果披露 皆生さんさん祭り共生社会目指す

 共生社会の実現を目指し市民と障害のある人たちが交流を深める「皆生さんさん祭り」が、米子市皆生3丁目の米子サン・アビリティーズであり、参加した人たちが神楽や人形劇の発表、パラスポーツの体験などを楽しんだ。

 社会福祉法人養和会(同市)が主催し、今回が2回目。会場には市内の福祉施設の利用者や米子養護学校の生徒たちが作ったお菓子や木工品などが並び、多くの人でにぎわった。

 障害者と健常者でつくる市内の人形劇団「いとぐるま」による人形劇や米子養護学校高等部による「けんべい神楽」の披露もあり、メンバーが日ごろの練習の成果を披露した。

 このうちけんべい神楽では、生徒たちがスサノオノミコトが八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する一幕を披露。太鼓や笛の音が響く中、激しい立ち回りを演じると、会場から歓声と拍手が湧き起こった。

 イベントにはYMCA米子医療福祉専門学校や米子北高サッカー部のメンバーなど多くのボランティアも参加し、ふうせんバレーやボッチャなどのパラスポーツ体験などの運営をサポートした。

 米子サン・アビリティーズの石丸知施設長は「こうしたイベントが共生社会をつくり上げる一助になれば」と話した。

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