正月にちなみとっとり賀露かにっこ館(鳥取市賀露町西3丁目)で開催中の、館内を舞台に繰り広げる「ゆく年くる年干支(えと)探しゲーム」が人気を集めている。大みそかの31日にも多くの家族連れが館内を歩き周り、多種多様な海の生き物を観察しながら干支探しを楽しんでいた。
同館では毎年、新年にちなんだ展示に工夫を凝らす。今回は約60ある水槽の中から、2024年の辰(たつ)年と23年の卯(う)年にちなんだ置物を探し出すゲームを企画。参加者は、鳥取県の近海に住む魚が泳いでいる巨大水槽や、ズワイガニ、アメリカザリガニ、ウーパールーパー、コブフウセンウオなど大小さまざまな水槽から干支を見つけていた。
東京都内から帰省中の同市出身の会社員、古田慧(さと)さん(32)は、夫と娘の瑛万(えま)ちゃん(3)と来館。「いろいろな魚をじっくり観察できて面白かった。ニモに似たカクレクマノミに夢中だった」と笑顔で話した。
催しは1月8日まで。期間中の応募の中から抽選で10人にプレゼントを贈呈する。