鳥取市気高町の浜村地区公民館事業「新春書初め教室・寄せ書きパフォーマンス」が、同町浜村の気高町コミュニティセンターで開かれた。地元の浜村小の1年から6年までの児童9人が参加。新年に合わせ、それぞれが思いを込めて書き上げた。
書き初めは、字の上達と一年の目標成就を祈る日本の伝統行事。指導は浜本泰章さん(浜村地区)、和田玲子さん(宝木地区)が行った。
2人の1年生は初の習字体験ながら、分かりやすい指導で元気のよい字を書き、清書した作品は家族に見てもらうため持ち帰った。
最後に取り組んだ「寄せ書きパフォーマンス」は、今年に懸ける思いを畳一枚分の画仙紙に自由に記した。
スポーツと勉強も頑張ると書く子どもや、蛇が脱皮して竜となり天に昇っていくという神話から「自分も脱皮する」と、一皮むけて成長したいという思いを書いた子どももいた。寄せ書きは来年の書き初めまで同センターに展示される。
参加した4年の蔵重優衣さんは「参加2回目で昨年より上手に書けた。これからも丁寧に書くことを心がけたい。ピアノやバレーボールも頑張ります」と話した。
講師の浜本さんと和田さんは、それぞれ「日本の文字文化を大切にしてほしい。字を丁寧に書く習慣をつけることが、心の成長につながります」「筆ならではの線の感動が生まれました。私もパワーをいただき充実した時間となりました」と振り返った。