学ぼう!再エネ GX.FES.2024(中) Jクレジット購入にも貢献 3人制バスケットボール

 再生可能エネルギーとバスケットボールを組み合わせて、TOTTORI3×3BASKETBALL交流大会が開かれる。3人制バスケは2019年、鳥取県内初のプロチーム・鳥取ブルーバーズが誕生した。地域と一体となって3人制バスケの魅力を発信し、今大会も熱戦で盛り上げを図る。

 3人制バスケは東京五輪から正式種目に採用され、知名度が急上昇している。攻守の切り替えが激しく、スピード感あふれる試合展開も人気に火を付けた。元々ストリート発祥の競技らしく、3人集まれば限られた場所で試合ができ、その手軽さからも愛好者の輪を広げている。

 交流大会では、バスケ、ミュージック、ダンスと再エネを融合。照明や音楽、電光掲示板などは再エネ由来の電力を使用する。県内在住の▽小学生下学年▽同上学年▽中学生以上―の3部門で計30チームの出場が決まった。各部門ごとに優勝を目指して対戦する。

 再エネのイベントに合わせた特別ルールも取り入れた。全チームの総得点に応じて、日南町から「J―クレジット」を購入する。地球温暖化防止に役立つ制度で、総得点に応じてCO2を削減でき、得点すればするほどCO2削減や森林環境整備の促進につながる。

 鳥取ブルーバーズは、持続可能な開発目標(SDGs)や環境を学ぶワークショップとのコラボ企画も積極的に行っている。宇佐美孝太オーナーは「3人制バスケは少人数、省スペースで楽しいスポーツ体験を提供し、社会的な目標を達成するためのプラットフォームとして非常に有用。その魅力を生かし、SDGsプロジェクトや若い世代との交流企画を通じ、さまざまな価値を生み出すことができる」と、新スポーツを通じた地域の未来を展望する。

 ◆「みんなで学ぼう!再エネの日 GX.FES.2024」は27日午前10時~午後4時、米子産業体育館で。入場無料。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事