鳥取県内が今季一番の寒波に覆われた24日、鳥取市湖山町南5丁目の生活道路で、鳥取大生らが地域の雪かき作業に協力した。高齢化率が高く除雪が追いつかないエリアであることから、町内会が交流サイト(SNS)で有償ボランティアを呼びかけた。吹雪の中、学生らは用意されたスノーダンプやスコップで雪をかき、SNSがつないだ地域貢献に汗を流した。
鳥取大学のキャンパスに近い湖山町南5丁目の一部は、鳥取市の除雪エリア対象外。住民の約3分の1が75歳以上で雪かきが困難な世帯が多く、地域住民は「何とか若者の力を借りられないか」と考えていた。
こうした状況について昨年12月、蓮池町内会副会長の浜嶋祐子さん(54)が行きつけのカフェのマスターに相談したところ、SNSで情報発信してくれ、学生10人以上が集まった。