鳥取県の平井伸治知事は27日、大雪で被害を受けた大山町の広葉樹の苗木を育成するビニールハウスを視察し、町や森林組合と相談して対策を検討する考えを示した。
視察したのは同町羽田井の苗木生産業、市橋英樹さん(52)のハウス。雪の重みで5棟のうち25日に1棟が全壊、26日に別の1棟が半壊しているのを確認した。市橋さんによると、被害を受けた2棟のハウスには、アラカシなどの広葉樹の苗木ポット約5千本があり、2千~3千本が被害を受けた。被害額は500万~600万円が見込まれるという。
平井知事は農業用ハウスについて県と地元による支援制度があることに触れ「林業の育苗ハウスについても対策を考えてはどうかと思っている。至急詰めていきたい」と話した。