物販のノウハウ学ぶ 事業者 クルーズシーズン前に

 境港に寄港したクルーズ客船の乗客らに特産品などを販売する事業者向けの講習会が、境港市竹内団地の境夢みなとターミナルであった。鳥取、島根両県を中心とする参加者が商品を販売するノウハウを学んだ。

 同ターミナルではクルーズ客船の寄港時、事業者が特産品などを販売している。講習会は物販を通じた山陰の魅力発信の趣旨を広く知ってもらおうと、同ターミナル(阿川誠館長)が初めて開き、オンラインを含め約30人が参加した。

 ターミナルのスタッフがクルーズ客船の入港から出港までの流れなどを説明。物販の担当者は「詳しい商品説明を英語で表記すると売れやすくなる」などとアドバイスした。

 法勝寺焼松花窯(南部町)の器などの販売を計画するドットデザインオフィス(米子市西福原5丁目)の妹尾英生さん(46)は「海外の人たちに日本の文化を紹介したい。陶芸を知ってもらうきっかけになれば」と話した。講習会は2月22日にも開かれる。

 境港には昨年、クルーズ客船が28回寄港し、乗客は計約3万3千人。今年は30回を超える寄港の予約があり、3月25日の「アザマラ・ジャーニー」(3万277トン)の寄港でクルーズシーズンが幕を開ける。

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