鳥取県東部広域行政管理組合の正副管理者会議が22日、鳥取市吉成の鳥取消防署で開かれ、能登半島地震の支援活動のために県緊急消防援助隊として現地に派遣された隊員らが、活動について報告した。
東部消防局管内からは、1月8~19日の活動期間中、延べ101人が派遣された。会議では、石川県輪島市で起きた大規模火災現場での捜索や、孤立集落の住民の救出など、活動の様子が報告された。
隊員は、山あいにある同市空熊町、滝又町の孤立集落に行く際には、道路の崩落や土砂の流入などがいたる場所であったと説明。本来なら1時間で到着する集落に3時間かかったことなど、現地での救助活動の厳しさを報告した。
森寛之警防課長は「車両が通行できないことは分かっていたが、予想以上の被害状況だった。電話も通じず安否確認が困難だった」と話した。