地域差に住民から不満 米子市、弓浜地区一部の下水道整備断念

 鳥取県の公共下水道など生活排水処理施設の普及率は2022年度末で95.8%と、全国平均の92.9%を上回る。多くの自治体がおおむね整備を完了しているが、米子市は予算確保が難しいことなどから、下水道整備が遅れている弓浜地区の一部の新規整備を断念した。住民から「同じ税金を払っているのに、なぜインフラに地域差が出るのか」などと不満の声が上がる一方、市も住民の負担が増さないよう合併浄化槽の設置などに関する補助制度の設計を進めている。

 生活排水処理施設の整備を巡っては、2014年に国が都道府県マニュアルを作成。未整備地区においては、おおむね整備完了とする「概成」について、10年程度での達成を目標に掲げる。

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