米子市大崎の「崎津1区大注連縄(おおしめなわ)保存会」(松本真会長)は、地区集会所で大しめ縄作りをした。4年ごとに大しめ縄を大崎神社に奉納しており、本来は昨年の予定だったがコロナ禍で1年延期していた。
しめ縄作りには1区自治会(松本勝彦会長)も協力。地区住民が班ごとに集会所に集まり、親じめ(胴回り約90センチ、長さ約7メートル)を2本、子じめ(胴回り約1・5メートル、高さ約70センチ)を3本作った。
親じめの編み込み作業は、集会所前の民家の敷地の一部を借りて行い、左右に分かれた約30人の男衆が、「ソーレ」の掛け声と共に威勢よく編み上げた。
出来上がった大しめ縄は長さ約5・7メートル、最大胴回りが約1・8メートル、重さ約300キロにもなった。
松本会長が「今回も皆さんのご協力で立派な大しめ縄を作ることができた」と感謝を伝えると、集まっていた地区住民らから大きな拍手が沸き起こっていた。
この大しめ縄は11日に、お披露目を兼ねて町内を練り歩き、大崎神社に奉納される予定。