情緒と特産 ふんだんに 旅の記憶残る料理「城下町」味わって ANAクラウンプラザホテル米子大手門会席試食会

 「絶景の城」として注目を集める国史跡・米子城跡をテーマにした料理「大手門会席」の試食会が7日、ANAクラウンプラザホテル米子(米子市久米町)で開かれた。地元の観光や行政の関係者が招かれ、大山どりや白ネギ、シイタケなど地元食材を使った料理の味を確かめていた。

 同ホテルの一角には、かつて米子城の正面玄関「大手門」が位置していた。国内外の観光客に、米子城や城下町に思いを巡らせるような料理を提供したいと半年前から開発を進めていた。1月10日から販売を開始している。

 伯耆町産のシイタケが添えられた「スズキの奉書焼き」や地元の白ネギを使った「大山どりのネギ味噌焼き」など、中海や宍道湖、大山ゆかりの食材をふんだんに使用。料理の敷き紙や献立用紙には米子城跡の写真や、城跡周辺の古今の地図などが描かれ、城壁や石垣を連想する器を用いるなど工夫を凝らしている。

 大手門会席(6600円)は、今後、季節ごとに旬の食材を使ったメニューに変更する。米子市観光協会の伊沢勇人会長は「旅先のおいしい料理は記憶にしっかり残るので、米子の良い印象につながる」と期待。同ホテルの皆広繁夫社長は「季節ごとに食材を変えながら料理を進化させたい」と話した。

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